７月のヒラメ釣りに続いて、konchanからイカ釣りのお誘いをいただいた。同行者はHIROSHI氏である。イカの種類はスルメイカとなるが、ヒラメと違ってその海域はマリーナからかなり距離がある場合が多い。噴火湾のど真ん中といった感じであろうか。今回は多少うねりがあったが比較的凪が良く、全速力で航行できたようだ。そのため１時間くらいでフィールドに着いたが、前週はうねりが高く、同海域まで２時間以上掛かったそうである。目指す海域に着くと辺りにはたくさんのプレジャーボートが集まっていた。konchanが知り合いの船と無線でやり取りをしているのを聞いていると、イカの反応があるのはベタ底のようだ。それで、仕掛けをベタ底まで落とし込む。なんと！１４０ｍラインである。電動リールに巻いてあったラインを新品に交換しておいて良かったね。この深さではラインが足りなかったかもしれない。イカ釣りも浅いエリアに浮いていれば手返しが良いが、さすがに１００ｍ以上も深いと効率が悪い。仕掛けをベタ底に落として、イカがスッテに付くのを待ち、頃合いを見計らって電動リールスイッチを入れる。巻き上げに３分くらい掛かってしまう。

今回のイカ釣りではエライ邪魔者が突如として現れた。なんと！サメである。昨年もKONCHAN号でイカ釣りに来たが、本船は影響が無かったが、他の船はサメの被害を受けたと聞いた。私が知っている限り過去に噴火湾でサメなんて聞いたことが無かった。KONCHANの話では２〜３年前から出現するようになったとかで、最近の話のようである。だから、KONCHANからイカの仕掛けを多めに持ってくるように指示があった。なんでも、先週に遊漁船の釣り人が５組用意してきたが、全てサメにぶち切られて釣りが続行できなくなったそうである。とは言ってもイカの仕掛けは安いわけでは無い。だいたい一組３０００円前後が相場であろうか。私も今回３組用意したが、それで９０００円である。イカの市場価格が１パイ１００円だから・・、まあ釣りで元を取る取らないの話は野暮であるのは承知しているが・・（笑）。

サメはイカが釣れているエリアでは、常に船にまとわりついてきた。逆にサメの姿が見えないエリアではイカが居ないのである。困ったものだ・・。しかもイカから反応があるのはベタ底である。イカが付いて巻き上げの最中に、ガツン！とアタリがある。サメがイカを食いに来ているのである。運が良ければイカを取られただけで済むが、運が悪いと仕掛けごと食いちぎられてしまう。特に水面でイカを船に回収中にサメに襲われると悲惨であった。頭にきたのでタモの柄で頭を突っつくと反転して、噛り付いてきた。サメの体長は大きいもので２ｍ近くある。これは、船から落ちたら人間も危険かもしれないね。結局、私は仕掛けを２本やられた。そんな状況でもそこそこイカをキープできたのは、まだ良かったのかもしれないね。