今週末は、金曜日・土曜日と連続して宴会がセッティングされており、妻から土曜日は、同僚が札幌の病院で入院しているので、見舞いにに付き合ってほしいと以前から頼まれていた。それなら、親父の見舞いもついでにということで、病院を２箇所回って、昼過ぎにはとっとと帰蘭した。夜は登別温泉で宴会・・。一応泊を伴う案内であったが、日帰りにて参加。飲めるのに宴席をジュースやお茶で過ごすのも、もったいない気がして、妻に送迎を頼んだ。そんなめまぐるしくも忙しい週末を過ごしていて、日曜日はどうしようかと思案していた。タックルの類は、すでに車のラゲッジルームの中にある。今後２月いっぱいまで、３連休を除いて全ての土曜日に仕事やイベントが入っている。３月に入っても現在のところ、決まっている宴会の予定は３回であるが、今後加速的に増えていく可能性もある。行けるうちに行っておくか・・と、未明というよりは真夜中に本宅を出発。高速道、一般道とも路面が乾燥していれば、２時間でフィールドに着く行程であるのだが、圧雪・アイスバーンの状況では２時間半以上かかってしまう。逆方向に走って、後１時間追加したら十勝川に着いてしまう時間であるから、道南エリア内といえども決して近くは無いのである。冬の日本海海アメの釣りでは、ボーズを回避するための保険は、南の漁港で型を見ることである。型を見るためには、朝のプライムタイムは外せない。少しずつではあるが、夜明けが早くなってくるこの時期、未明にフィールドに到着するために出発時間を早くしなければならない。寝不足は必至で、今後の釣行はさらに厳しいものになるだろう・・・。

朝の６時を少し回る頃に、漁港に滑り込んだ。まだ辺りは真っ暗であった。見慣れた車が１台。ＢＯＢ氏である。しかし、いつもの斜路に人影は無かった。おそらく反対側のエリアにいるのであろう。さっそく身支度をして私はいつもの斜路に向う。誰もいないので斜路のど真ん中に立ち、放射状にキャストを始めた。スイベルの先に付いているのは、いつものペンシルベイトである。暗い内は反応が無かった。白々と夜が明けてきた頃に待望のアタリ・・、カックン！？・・。言葉で表現すればこんな感じになるであろうか。アメマスがルアーの上に乗っかって、すぐに離れた・・そんな感じのアタリであった。もちろん合わせを入れられるものではない。その後も数度舐めるようなアタリが続く。手元が明るくなって、前回バイトに持ち込めたジグミノーに交換。これも、ショートバイトが２回で終わり。先週よりもさらにスレに磨きがかかったという状況であった。最後の切り札・・７ｃｍのサバカラーのシャローミノー、こいつで２連発。やや時間を置いて、同種イワシカラーで１本バラシ・・。これにて全てが終了した。例のノスタルジックな音楽が漁港を流れた後は、反応がなくなってしまった。反対側のエリアにいるＢＯＢ氏の様子が気になり移動する。状況をお聞きすると、８本ヒット、４本乗ったが全てバラしてしまったそうだ。立ち位置が高いので釣り辛いよね。でも、本日はやる気のあるアメマスは、反対側のエリアにいたようだ。

ここは諦め風車裏へ。坂を降りた所でスタックしている車が１台。ＢＯＢ氏と二人で救出した後、サーフに並んでキャストを始める。３投目くらいでアタリ・・、しかし３秒でバレ。ＢＯＢ氏にも追いがあったと言う。アメマスは居るということで、気合を入れなおしたところで、２０ｍくらい先に白い坊主頭がひょっこり水面に現れる・・。うんっ！？・・と凝視していると突然水中に姿を消した。まずいなあ・・と思いつつキャストを繰り返していると、今度は波打ち際から５m位のところに再び出現、目の前である・・トッカリ（アザラし）であった。さらに、アメマスを追っているのか、浪打際をローリングしながら右に行ったり左に行ったり・・。万事休すでありました・・。私は右側突堤へ。業を煮やしたＢＯＢ氏は外海サーフに出たが、お互い反応が無かった・・。またしてもトッカリに邪魔をされた釣行となってしまった。今シーズンは出現率が高いのではないだろうか・・。