１１月以降釣りができたのは３回だけ・・。道南太平洋側河川で午前中のみ４時間の釣り。道東十勝川では２日間滞在したけれども、初日１時間、２日目５時間の合わせて６時間。先日の道央本流では３時間の釣り。まあ、この状況で釣りに行く時間を確保できたことと、行けば必ずトラウトの姿が見られたのは幸せなことかもしれない・・。そうこうしているうちに、日本海海アメの開幕となった。１２月以降週末は、島牧も瀬棚界隈も時化続きで海況は良くなかったようだね。私の海アメ釣行の初陣３週目の日曜日は、比較的風も波も穏やかでタイミング的には良かったようだ。冬至間近いこの時期は、夜明けは果てしなく遅く、日没は限りなく早い・・。土曜日の札幌詣でからの帰還が遅かったので、翌朝未明の出発は起きられるかどうか不安であったが、午前３時半・・携帯のアラームですっきりと起床できたので、予定通り出撃することを決めた。車は太平洋側の道央道を南に向けて走り抜け、高速から降りた後は日本海に向けて漆黒の闇の中を疾走していた。現地に着いたのは６時頃・・。見覚えのある車が停まっていた。予想通り先週末にフレッシュの釣りをファィナル宣言していたBOB氏であった。談笑しながらタックルの準備をして、まだ真っ暗な斜路に立ちBOB氏と共にキャストを開始する。私のラインの先についているのはもちろん「漁港スペシャル２」の工場長氏いわく「テロテロルアー」である（笑）。BOB氏は相変わらず、ロングミノーを結び強烈なトゥィッチを入れながらの攻撃的な釣り・・。一方私は、ロッドを高く持ち上げ限りなくデッドスローでリトリーブ・・、時折ストップをかけてフォーリングでアメマスを誘う。BOB氏とは対照的な釣り方である。アメマスからのコンタクトが、どちらの方法がたくさん得られるかは一概には言えない。アメマスのコンディションやその時のフィールドの状況によって異なるからである。BOB氏のメソッドが良い時もあるし、私のセオリーに軍配が上がる時もある。まあ、同じルアーマンでもり使用ルアーの種類やリトリーブの仕方は千差万別なのである。どんな釣り方であっても結果オーライである。

辺りが白々と明るくなってゴールデンタイムを迎えたが、今日の漁港のアメマスの反応は渋かった。BOB氏は業を煮やして隣の斜路に移動していった。残された私は「漁港スペシャル２」で根気よくキャストを続けた。しかし、ガッ！というショートバイトが１回・・、まとわりついてくる感触がロッドに伝わったが合わせを入れられるようなバイトに至らなかったのが１回である。７時になって例のノスタルジックなメロディーが漁港内に鳴った。今現在、漁港内にいるアメマスは魚体が小さいのであろうと思い、ルアーを７ｃｍくらいのミノーに付け替えた。この時間になっても漁港内は私とBOB氏の貸し切りであった。放射状にキャストを続ける。何投目であったろうか？・・サバカラーのミノーが着水して糸ふけを取り、数牧したところでゴンッ！というアタリがある。間髪をいれずに合わせる・・どうやら乗ったようだ。感触からしてそんなに大きくは無い。斜路に摺り上げアメマスを見下ろす。４０ｃｍには届いていないが、シルバーメタリックの綺麗なアメマスであった。さらに同サイズを１本追加・・。その後まったく反応が無くなったので、BOB氏と相談の結果JIJI,s漁港に移動することにする。

今日のものでは無いようだが、堤防の縁にある雪に釣り人の足跡があった。スイベルの先には先ほどの漁港で使用したサバカラーのミノーが付いていたので、そのままキャスト・・。数等目に待望のアタリがあった。右往左往するアメマスをいなしつつ岸に寄せ、一気に引き抜いた。型は４０クラスであったがグラマラスなコンディショナの良いアメマスであった。BOB氏に漁港内にアメマスが入っていることを告げる。対岸に廻ったBOB氏が斜路手前で連発・・。BOB氏の手招きで私も対岸に廻ったが、チェイスはあるがなかなかフッキングしない。目寸であるが６０クラスもミノーを追ってくる。タイドの１２ｃｍに替え、斜めに遠投・・、途中でガツンッ！とミノーをひったくられたが、５秒でバレた・・。そのうちに潮の流れが変わったのか、漁港内で漂っていたゴミが移動し始め、港内から外海に出て行った・・。それっきりアメマスからの反応が無くなってしまった。おそらくアメマスはゴミと共に漁港内から外に出て行ってしまったのだろう。

次に風車裏へ移動、BOB氏がサーフで早速１本。私は突堤に張り付いて、テトラの上からキャストを続ける。ジグミノーのスローリトリーブに３５ｃｍくらいのアメマスが食らいついた。その後散発的にチェイスを確認したが、なかなかバイトしない。ジグミノーを大遠投・・着水数牧でゴンッ！やっと海アメらしいメタボの５０ｕｐが釣れた。今年はベイトであるカタクチが少しは入っているようだ。３年前の爆には程遠いが・・・。昼食後、漁港に戻るというBOB氏と別れて、港内右岸、外海に出てテトラ回りを探ったがアメマスからのコンタクトは得られなかった。まあ、まだはしりである。サイズアップは次回からの楽しみとしよう。初陣にて友人共々型が見られて満足のいく釣行でありました・・。