今年のゴールデンウィークは暦通りの休みである。２日の夜に夜掛けで阿寒湖に向かうことも考えたが、３日間の阿寒湖滞在となるので無理はしないことにした。翌朝明るくなってから自宅を出発する。現地に着いたのは１０時頃であろうか。前日から阿寒湖入りしていたハミングウェイ氏に連絡を入れる。ほどなくしてフィッシングランド前で合流した。初日は良い天気であった。雄阿寒岳が頂上までくっりと見え、その雄姿は実に壮観であった。フィッシングランドの情報では北岸は良くないとの話であったが、風が南風で北岸に向かって強く吹いていた。阿寒湖の場合、風下にアメマスが集まることが多いので、この風は釣り的には歓迎できる風である。ただ、あまり強く吹き続けると沿岸一帯に濁りが入ってしまい、濁りを嫌うアメマスが沖へ飛散してしまうこともある。阿寒湖初日、連発はほとんどなかったけれど、粘り強くポイントでキャストを続けていると、コンスタントにアメマスからのバイトがあった。沖にキャストしたスプーンをリトリーブ中、手前の葦の所まで引いてきたところで、黒い影がスプーンをひったくった。これは６０クラスは間違いないと期待したのだけど、イトウであった。私的には阿寒湖ではイトウは外道である。いろいろな思惑の中で放流されたものであると思うが、これもあくまでも私自身の個人的な考えであるが、阿寒湖にイトウは必要ないと思う。

阿寒湖釣行２日目。今日は天気予報でがあまり良くないのは承知していたが、今回の日程ではメインの釣行日であったので、ハミ氏と５時にフィッシングランドへ向かう。先客のほとんどがフライマンで、アゲインストの風を嫌って大島を選択したようだ。我々は迷わず昨日同様北岸へ渡してもらう・・。雨は降り続いていたが降雨量的にはたいしたことはなかったと思う。しかし、風が昨日に増して強烈でしあった。おそらく一晩中吹き続けていたのだろう。渡船で目指した恩根内から砂浜は濁って釣りにならず。ヤイタイ崎に珍しく人が入っていなかったのでそこに移動してもらう。しかし、釣果は極めて散発であった。今日の阿寒湖は天気が悪いことは、前日からわかっていたせいか、釣り人は敬遠したようだ。北岸一帯、大島への移動を決めるまて、仲間と２人で完全貸切であった。ヤイタイ島に入った２人組がいたようだ。ポツポツは釣れていたが、相棒がグッドコンディションの良型アメマスを釣りあげたところで、風がますます強くなり、北岸一帯に濁りが入って釣りにならなくなった。相談の結果大島へ移動することに・・。ここで、なんとか私にも５０ｕｐが釣れた。横殴りの雨と風の中、沈倒木の枝に引っ掛けたのかウェーダーに浸水。体感温度が著しく下がったので、あえなく撤収となった。

阿寒湖釣行３日目の最終日。ハミさんはこの日リタイア。 釧路在住の師匠こと西別川氏にお付き合いいただいた。天気は昨日に比べればはるかに良かったのだが、昨日にまして風が強烈であった。フィールドは砂浜を選択するも、ボートで駆けつけてみると強烈な濁りが辺り一面を覆っている。これでは釣りにならないと恩根内の埼に行先を変更する。風が強烈で、ラインにテンションが思うように取れない中、師匠と共にロッドを振り続けた。ショートバイトが多く苦戦を強いられたが。師匠がジグでしか届かないエリアでアメマスの群れを探り当て、しばしアメマスからのコンタクトを楽しんだ。本日は帰還日なので昼上がり。師匠と奈辺久でかしわ蕎麦とワカサギ天丼の無ハーフを食して帰路についた。３日間トータル５０本。良い時に比べれば半分以下であるが、まあこんなものでしょう（笑）