夜明けが少しずつ早くなり、日中の暖気に少しずつ春の到来が感じられるようになってきた。この週は、週半ばの暖気で十勝川を覆う氷も開いたようである。すでに気の早い本流フリークたちは、十勝川を目指しているようだ。相変わらず私は、計画的な釣りができない状況が続いているけれど、現況の中で、わずかでも釣りに行く時間を確保できるだけ、幸せであると自分に言い聞かせている（笑）。ただ、これだけ日常的に自分が自由に使える時間が少ないと準備不足やつまらないミスが多くなる。今回も本宅に戻ってから、セカンドハウスにメインロッドとメインリール、それにタモを忘れてしまったことに気がつく。さすがに、セカンドハウスまで取りに戻る気は起きず、本宅に置いてあるサブロッドとサブリールで代用することに決めた。準備も含めた一連の釣行動作のリズムが狂ってしまっているようだ。なんともちぐはぐなスタートとなった。このちぐはぐさ加減は、フィールドにおいても続くことになる。

どこに行こうか迷っていた。旬は過ぎているのは承知であるが、やはり未明の漁港は外せない。BOB氏の情報では一段と厳しさが増しているようで、これは真っ暗なうちにしか反応がないかも知れないと考えた。この１カ月の間に確実に日の出は早くなってきている。５時には現地に到着したいと思い土曜日の未明というよりは、真夜中に家を出た。フィールドに到着すると予想通り１番乗りであった。さっそく、タックルの準備をしていつもの斜路に立ち放射状にミノーを打ち込む。しかし前回同様、全く反応が無いのである。やがてBOB氏も到着。しばし並んでロッドを振るも状況は変わらなかった。BOB氏が突然姿を消す。最近、彼はこの漁港内において放浪癖があるようで（笑）、ふと見るとぐるっと回って反対側の突堤に立ち、キャストをしていた。私も隣の斜路に移った。ミノーをタイドに変え、しつこくリトリーブを繰り返していると、１回だけガツンッ！とミノーをひったくられた。２秒でバレ・・。その後反応が無くなったのでお立ち台へ。前回アメマスが定位していた辺りに、ジグミノーを放り投げるも今日は全くアメマスからのコンタクトが得られなかった。全てを諦め駐車帯に戻るとBOB氏も帰ってきた。釣果をお聞きすると１本型が見られたとか。私が、本日唯一反応があった右側の斜路で後から来た釣り人が１本釣りあげるのを見たとか・・。やはり、右斜路の前には極めて数は少ないとは思うが、アメマスは定位していたようだ。そこで粘っていれば良かったと思ったが、後の祭りであった。なんともちぐはぐである・・・。

その後JIJI,s漁港、三本杉と回るが魚影無し。三本杉は過去に実績のあるポイントではあるけれど、旬はもう少し先である。さらに風車裏に移動して再度BOB氏と合流する。様子をお聞きすると反応がないと言う・・。BOB氏と並んでしばらくキャストしてみたが、追いさえ確認することもできなかった。業を煮やして外海に出る。予報よりも風は強く若干波も高いようだ。ミノーでは射程が伸びないのでジグやジグミノーを丹念に打ち込んでいった。しかし、ここでも全くアメマスからのコンタクトは得ることはできなかった。風車裏に戻るとBOB氏がキャストを続けていた。なんと！私が外海に出ている間に３本のアメマスをランドされたそうだ。ここで粘っていれば良かったと思ったが、これまた後の祭りであった。やっぱりちぐはぐだね。BOB氏帰還後もしばらく粘ってみたが、結局追いさえ確認できず、タイムアップ・・。昨年夏の知床以来の完全ポーズでありました。なんか・・釣りに限らず、全体的運気というか、バイオリズムが低迷しているようだ。まあ、次回の復調に期待だね（笑）。