冬の日本海海アメ釣行 未明の攻防
2011.1.14

正月3ケ日くらいまでは天候が穏やかに経過したと思う北海道の道南・道央域であるとは思うが、正月明けからは本来の冬の北海道的佇まいに戻ったようである。札幌を含め日本海側は、著しい降雪に見舞われているようだ。私の居住地域である胆振西部も例年に比べてやはり雪が多い。太平洋側の沿線にある街は、比較的雪が少ないと思っているのだけど、今年は雪かきをしなければならない回数が多いので、やはり降雪量は多いのだろう。苫小牧だけは少ないと思うけれどね。とある事情があって毎週札幌に駆け参じている。高速道路の雪の状況を見てそのように感じているのだけど・・、札幌市街の高速道が雪のため通行止めになっている状況でも、千歳を過ぎると路面に張り付いている雪が消える。数十kmのわずかな距離なのにずいぶんと状況は違うものだ。1月中旬以降も冬型の気圧配置は変わらず、日本海も週末はずっと時化模様が続いているようだ。このような状況では、フィールドに赴いてもロッドが振れる場所は限られてしまう。しかし、せっかく確保できた有給であったので、この日も未明に日本海に車を走らせた。

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久しぶりの平日釣行ということで、期待してフィールドに赴いたが今日のアメマスのコンディションは良かったと思う。ルアーがどこに飛んでいったのかもわからない、真っ暗な状況でもアメマスは果敢にペンシルベイトにアタックしてきたからね。右側の突堤の先端方向にキャストし、数巻きしたところでしたところでゴゴンッ!と強烈なアタリがある。この時間帯はまだ反応が無いだろうと心の準備ができていなかったためであろうか・・、合わせが遅れてしまう。なんとか乗ったが、斜路手前でフックアウト・・。寄せの途中で感じた感触からは、今日一のサイズであったと思うが、姿を見ていないので、何とも言えない。まあ、バラシタ魚はいつでも大きいのである(笑)。気を取り直してキャストを続ける。辺りはまだ暗い。漁港のど真ん中にミノーを放り込んで、静かにリトリーブ・・フォーリングをかけた瞬間一気にロッドがのされた。これは、合わせもバッチリ決まって無事ランディング・・。目寸だけど60くらいだろう。そのうち、二人のルアーマンがやってきて、左側のお立ち台に一人、右側の突堤の先端に一人陣取りキャストを始めた。その直後に私のミノーにアメマスが喰らいつく。ランディングしてみると、先ほどと同サイズである。この時点でもまだ辺りは暗かった・・。今日はチャンスかも・・。とキャストを再開する。するとリトリーブ途中にラインの先に違和感がある。アタリではない・・。ふと見ると右側の先端にいたルアーマンがロットを大きく何度もあおっている。これは、絡んだと思い大声を出す。そのルアーマンもラインが絡んだことに気づいたようだ。突堤の先端から斜路側に向かって斜めにキャストをすれば、斜路中央からキャストしてる私のラインと絡むのは、明白であろうに・・・・。それからが大変だった。暗くて手元が良く見えないので、絡んだラインをなかなかほぐせなくてかなりの時間を労してしまった。再びキャストを始めた時には、辺りはすっかり明るくなっていた。このロスタイムが、もったいなかったね。辺りが明るくなると、極端にアメマスからの反応は悪くなった。なんとか40くらいのアメマスを1本追加して、この漁港を後にした。

その後、JIJI,s漁港、須築漁港を回るがアメマスからのコンタクトは得られなかった。最後に風車裏に廻って小型のジグで30cmくらいの海イワナを2本。沖合から、濃いグレーの雲が近づいてきたかと思ったら、強烈なブリザードとなった。私は全てを諦めて撤収することを決める。今シーズンは、なかなか海況模様が安定しなくて、サーフでの釣りができない。次回は、のんびりとサーフを歩きながらアメマスが狙える海況になってほしいものだね。

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