日本海海アメ釣行 アワビOFF
2008.3.9~10

3週間ぶりに日本海海アメ釣行に出撃することになった。そして、今回の出撃は夜の宴会も含めて、仲間内で「アワビオフ」と呼ばれているイベントなのである。幹事は一応私で、参加メンバーは デフォルトメンバーのHIGE氏HIROSHI氏ムラ氏である。この会の目的は、たいして意味深いものはない。長い冬も終末に近づき、春の到来のお祝いすること、また道東シーズン開幕の景気づけに みんなで集まって、うまい酒を飲みながら、わいわいやろうといった趣旨のものである。早いもので、この会を開くようになってから4年の歳月が流れる。例によって現地集合、現地解散のスタイルだ。居住地がばらばらであるせいもあるが、ほとんど全員そろってのスケジュールと言うものは存在しない。現地で合流できれば、適当に連絡を取り合って合流するればよし、早出、遅出はご勝手にどうぞ・・、また釣りはしないでホテル直撃でも構わないというようなことをメールで流しておいた。だから、土曜日の夕刻までに宿泊ホテルである大成町の「あわび山荘」に集合という事だけが 決まっていたのである。夜の宴会は、いつものことながら本当に楽しかったね。HIROSHI氏とは、例の如く「まいど!」っていう雰囲気であったが、ムラ氏とは昨年12月の初旬十勝川オフ以来、 HIGE氏に至っては、お会いするのが昨年5月の阿寒湖ミーティング以来となる。しかし、日常的にBLOGやHPの閲覧を通して、またメールで情報交換等させていただいているせいであろうか・・お久 しぶり・・という感じが全くしないのである。各自、持ち込んだ酒が、大量のビールにカクテルに酎ハイ、「タリスカー」「ラフロイグ」のモルト、イタリアワインの赤白、そしてご存じ「赤霧島 」である。これも2本ある。とても4人で慎ましやかに飲みましょうというレベルの酒の量ではない。宴は、昨年の思い出話、釣りでのエピソードから今年のスケジュールの確認に至るまで、話は尽きることなく、夜更けまで続いた。酒の酔いが進んで、混沌としていく意識の中で、素晴しい仲間たちとこうして釣りや宴を共することができる幸せをしみじみと感じていた・・・。

フォトはBOB氏からも提供

数日前から、天候・波模様をチェックしていた。大時化、大荒れになる予報ではなかったが、例によって実に微妙である。波高予報図を見る限りは、そんなに高い波にはならないと思ったが、風速が10mに近い。風向が南東ということであれば理解はできるのだけど、土曜日の風向は北西なのである。頭の中に??マークがたくさん浮かんだ。まあ現地に行ってみれば、はっきりとわかることであろう。未明というよりは、夜中の3時に家を出る。出撃場所は、直前まで迷っていたが、瀬棚のロックと決める。予報の波高レベルならばロックでの釣りが可能であると判断したのだ。最近、気温が高い日が続いていたせいか、路面の雪は高速も含めて全て姿を消していた。予想以上に快適に運転することができたためか、予定よりも早い時間に目的地に着いてしまう。まだ辺りは真っ暗である。車のウィンド−を開けると吹き荒ぶ風の音とともに「ゴー・・」という波の音が聞こえた。やっぱりね・・・。波は風によって起きるわけで、風が強いのに波が穏やかなわけが無い。少なくともこの日の瀬棚は、穏やかな海況とは言えない状況であった。でも、島牧は違ったようだね。後で風車裏で合流した仲間に聞いたのだけど、ベタ凪と言う状態ではなかったが、風もそこそこでフライで十分に釣りになる状況であったそうだ。私は、漁港に向かうことを決めた。たどり着いた漁港には、先行車も人の姿もなかった。文字通り貸切である。ゆっくりとタックルの準備をして、斜路に立った。上空を見上げると、雲の切れ間の青白さが目に映る。その光景が、夜明けが近いことを知らせているようであった。しかし、漁港は依然として闇に包まれていた。斜路の真ん中に立ってルアーを放射状に打ち込む。なにせ、貸切であるから・・。20投もしただろうか・・。右側の突堤の先端方向にキャストしたルワンダーをゆっくりとリトリーブ中に、あの抑え込むような懐かしい感触が竿先に伝わる。一呼吸おいてがっちり合わせる。ロッドのしなりは、ラインの先にアメマスがしっかり繋がっていることを伝えていた。引きを味わい楽しむかのようにゆっくりと寄せて、無事ランディング・・。アメマスの引きの感触からまずまずの型であることは予見できだが、実際に計測してみると53cmの体腔のあるグッドコンディションのアメマスであった。今日もアメマスとの出会いが得られたことに感謝しつつ、丁寧にリリース。そしてキャストを繰り返す。数投後に今度は、左側の停泊している漁船の後方で、明確なアタリ・・。これも、しっかりフッキングできた。ランディングしてみると55cmである。その後はまったくアタリ無し。2本のバイトで2本ゲット。私にしては実に効率的ではないだろうか!。しかし、結果的にこの2本で今回の釣行は終了であった。すっかり辺りが明るくなって、反応がなくなる。外界側のエリアに移動してロッドを振ってみた。前回の失敗の教訓を生かして、今回はしっかりとタモを持参した。しかし、タモの中に巨大アメマスが納まるということは無かった・・。

風車裏に移動して、BOB氏と合流する。波は良い感じであったが、風向がいまいちずれている。突堤に張り付き、なんどかアメマスからしきブツからコンタクトがあったが、バイトさせることはできなかった。結局終日粘ったが駄目・・。BOB氏とも別れて、宿へ向かって車を走らせた。そして翌日・・・日曜日は、実にゆっくりであった。前夜の楽しかった宴会のせいか、起床後も頭が重い。朝風呂に入り、仲間とともに遅め朝食。出がけに、ホテルの前で、今回私が購入した新車について、かなり長い時間の車談義・・(笑)これもまた良し・・・・・。川に行くという仲間と別れ、風車裏でしばらく竿を振るも、30cmくらいのアメマスからのコンタクトがあっただけ、ランディング直後フックが外れて、砂地でバタバタしていたアメマスは次の波でお帰りになった。これもまた良し・・・(笑)。仲間の帰還メールを受け取り、サーフに背を向け車に向かって歩き出している自分がいた・・・・。

トップに戻る
戻る