出かける前は面倒だと思っていた土曜日のスキー研修は楽しかった。滑っている最中は、やはり冬はやっぱりウィンタースポーツだよね・・・と思ってしまう。家族も子どもが大きくなり海アメの釣りをするようになってからは、スキーに行くという機会は随分と減ってしまった。もともと身体を動かすことは嫌いなほうではないので、一昔くらい前では、一シーズンに１０回以上はゲレンデに行っていた時期もあった。最近では、年に１回程度かな。しかも行っても異常に休憩が多く、長い（笑）一緒に行った同僚も若い連中は我々の年代に合わせてくれる。今回は、職場の同僚男３、女６の構成だ。どこの職場も女の子のほうが元気だね（笑）昔のように、終日滑って夕食後にナイターに行き、翌日は開場から滑りまくりなんて今の私には無理だろう。土曜の夜には、心地良い疲れでぐったりしていて、翌日は休養なんて考えていたのだけど、仲間のBLOGの本日の釣行のエントリーを見ているうちに思考回路が出撃の方向に傾いていった。まだ、車にスキーを積んだままになっていることを思い出し、２本の細い板を１本の長い棒に荷物を入れ替え、翌日曜日の朝未明に島牧を目指した。

出撃場所は、コビチャとした。土曜日にまずまずの釣果の報告を仲間からもらっていたのだ。現地に着いたときには風はアゲインストで波も予想以上にある。時折雪が付いて吹雪模様となった。仲間内から聞いていた昨日の様子とはあきらかに天候・波模様が違うようだ。まだ、辺りが真っ暗なうちにタックルの準備をして浜に立つ。今日も１番乗りであった。場所は、先週の離岸流の起きている場所に陣取る。ただ、今日は波が高めで潮回りがもみくちゃ状態であったので、はっきりとは視認できなかった。ミノーを放り投げると強烈なテンションが掛かるので、ここはやはり離岸流となっていることが実感できた。まだ、ルアーがどこに飛んでいったのかも確認できない状況で数等目にゴンッ！ときた。ランディングしてみると３５ｃｍくらいのブツであった。その後が続かなかった。そして辺りが明るくなり始めると続々と釣り人が押し寄せてきた。あっという間に、２０人くらいの人が立ち並ぶ。ルアーマンが多かったね。アタリの無い状態がしばらく続き、そろそろ場所を移動しようかと思っていると、またガツンッ！ときた。本日２本目。型は１本目同様だ。仲間内からメールやらTELが入る。私は、場所の移動を決意。今日はやはり島牧の他のフィールドも良い状態では無いらしい。私が、瀬棚方面に移動中にも明らかに釣り人とわかる車が右往左往していたようだ。

瀬棚に移動途中、須築漁港に寄る。ルアーマン一人がロッドを振っており、状況をお聞きすると鱒っ気が無いとか・・もう一箇所、Ｔさんから情報をいただいたロックで竿を振ってみる。ここは、波が高い時にはちよっと危険だね。雰囲気はとても良いのだが、いくらキャストを繰り返しても私のロッドにはアメマスからのコンタクトは無かった。右側でロッドを振っていたルアーマンに１本掛かる。俄然やる気になったが、私の状況は変わらなかった。諦めて風車裏へ向かう。すでに７〜８人突堤や浜でルアーマンやら浮きタックルの人たちが竿を振っていた。風は、弱めの北西アゲインスト。この場所では鱒が岸よりするベストな状況だ。ところが、今日はいまいち渋いようだ。お昼を過ぎて、先客の人たちが引き上げ始める。アメマスの追いも無ければアタリも無い状況が続く。ただ、この場所は今シーズンに限っては午後から活性が上がることが多かったので、昼食を挟んでもう少し粘ってみることにした。なんとかミノーで釣りたくて１４ｃｍのタイドスリムを放り投げてはリトリーブを繰り返していた。１４：００を過ぎた頃、何気なく引っ張っていたミノーにガツンッ！という強烈なバイトがある。やっときたか！・・・喜び勇んでリールを巻くも寄せの途中でふっとテンションがなくなってしまう。それからも頻繁にアタリやチェイスが見られるようになったが、著しいショートバイトである。ミノーのサイズを下げたり、ジグに交換したりしたりしたが状況は変わらない。ミノーの射程距離でもアタリがあり、大き目のジグてフルキャストをした時も着水数巻きでゴンッ！という感じであったので、結構広いエリアにアメマスはいたと思われるが・・しかし、しっかりとフッキングさせることができなかった。夕刻、ふらっとやってきた地元釣り人２人が、散発ながらジグでアメマスをかけている。アタリがあるところまでは同じはずだ。何かが、狂っていたのだろうね。結局、１本も獲ることができなかった・・おまけに、撤収間際浜から２８ｇのジグをフルキャストしている時に、ロッドを折傷・・テイップの繋ぎ目のちょと上の部分が、捲り上げられるように折れていた。バットにティップをがっちり差し込んだつもりでも、重量ジグをキャストし続けていると抜けてくる。ジグもルアーウェイトマックスを超えているものをキャストしていたことが多かった。ジョイント部分が疲労している時に浮いてしまった状況でフルキャストしたもんだから一気に負荷が掛かってしまったのだろう。やはり、ルアーウェイトマックスは守らないといけないね・・