今年で３年目になる阿寒湖ミーティングが、HIGE氏の主催で実施される運びとなった。１９日の早朝、フイッシングランド前に集結したのは、HIGE氏、YUN氏、aka氏、相沢氏、ウーリー氏、110-ken氏それに私と総勢で７名であった。もう一人、ムラ氏は後刻合流することになる。ルアーマンは私１人のようで、残りの７人は超エキスパートのフライマンであった。お初にお会いする方もいたので、型どおりの挨拶を済ませる。５時に一行は、ボートに乗船。あらかじめ打ち合わせの通りに、イシカラから恩根内に別れて上陸した。厚い雲が上空を覆っている。雨こそ降ってはいないが、天気が良ければ力強い勇姿を見せてくれる雄阿寒岳も、今日はすっぽりと雲の中に隠れていた。風は時折南東方向から吹いてきて、湖面にさざ波ができるが長く続くということは無かった。ほぼ無風の時が多かった。気温・水温ともにかなり低めに経過していることが予想され、今日は厳しい釣りになるだろうな・・とその時には漠然と考えていた。

akaさん、yunさん、110-kenさんは、イシカラから恩根内方向の葦原の方へ移動していった。私と相沢氏はイシカラ正面で右と左に別れて竿を振る。ルアーを交換しながらキャストを続ける。しかし、釣り始めてからしばらくの間、アメマスからのコンタクトは無かった。鱒が射程範囲にいるのかいないのか、よくわからないまま、相沢氏は右へ、私は左へと移動しながら竿を振り続ける。釣り始めて３０分を過ぎた頃にやっと待望のアタリ・・コツン！という感じ・・簡単に寄ってきたのは３０ｃｍ位のアメマスであった。とりあえず、今年阿寒湖での最初の１本である。写真を撮って丁寧にリリース。そして、しばらくその場所で粘っていた。しかし、やはり反応が無い。一気にAKAさんたちのいる方へ移動することにする。合流後、様子を聞くと散発ながら全員型を見ているという。私も１番左側に陣取り、ルアーをキャストする。数投目にピックアップ間際にスプーンを押さえ込むようなアタリがある。40cmを少し超えるくらいだろうか？やっと、阿寒湖のアメマスらしいブツが釣れた。それからはコンスタントにアタリが出るようになる。ただ、去年のようにガツンとひったくる力強いものではなく、なんとなく咥えこむ様な鈍いアタリであった。ショードバイトも多く、なかなかとしっかり乗らない。合わせを入れられないようなアタリも含めて随分と多くのアメマスをバラシしてしまったような気がする。

本当に寒い１日であったね。ほぼ０度であった朝の気温も日中には二桁ぐらいまでは上がるだろうと予測していたが、最高気温で５度くらいか？HIGEさん持参の温度計で水温を計るも６度しかない。水温よりも、気温のほうが低いのだ。装備は、用心して海アメ仕様にした。グローブもフルグローブだ。長時間、腰まで水に立ち込んでの釣りとなるのは必至なので、結果的には大正解であったね。それでも寒いくらいだ。午後からアメマスの活性が少しは上がるのではないかと密かに期待していたのだけど、期待通りになることは無かった。時間だけはたっぷりとある。釣る気になれば朝の５時から夕方の５時まで１２時間釣り続ける事ができる。もちろん、我々は「釣る気になった」のは言うまでも無い。この日私の漁獲量はトータル２３本。５０ｕｐは２本しか型を見ることができなかった。時速２本じゃあ・・・爆とは言えないよね。もう少し暖かければ活性も違っていただろうけど・・。今日１日、エキスパートフライマン諸氏に挟まれて、釣りをしていたのだけど・・・ループもみなさん綺麗で、シュルルルル、バヒューン！シュルルルルバヒューン！シュバ〜〜〜ン！！（文面上あんまり、擬音としては好ましくなく、下品で正確ではない・・）と景気良く遠くへラインを飛ばしていたなあ。実に気持ち良さそうである。私もフライタックルを持ち歩いたのだけど、ただのお荷物となってしまった。まあもっとも私がダブルハンドのロッドを振り回しても、ラインが首に巻きついて終わりと言う気もしないではない・・・・

日帰り組のウーリーさん、110kenさんと桟橋前で別れてから残り部隊はホテルに移動して、温泉に入り宴会となる。夕食も終わって別部屋で２次会だ。年齢も職種も生活環境も違う、ただ「釣りが好き」というだけで集まった仲間ではあるのだけど、本当に楽しいね。釣りの話題は、釣り場の心霊現象に出くわした経験談にまで発展して、尽きることが無い。前夜、ほとんどの連中が不眠不休で馳せ参じているというのに、みんな元気だ。愉快な釣り談義は遅くまで続いた。阿寒組・屈斜路組に分かれるが、翌日も釣りをしようと話していたのだが、翌朝目が覚めて外を見ると吹雪であった。同室のHIGE氏とは、即刻キャンセルということで意見が一致。ムラさんたちも同様の決断をされたようだ。YUN氏とaka氏は、予定通り屈斜路湖に向かわれた模様だ・・タフだよね・・みなさん、またどこかのフィールドでお会いしましょう。！！