極東会議の名目で昨年末に札幌で開かれた仲間内の忘年会にて、今年初釣行の日程が確定した。相棒はHIROSHI氏。出撃が決まったのが、暮れも押し迫る29日、出撃がなんと元旦である。不良だよなあ〜(笑)宿が確保できるかどうか心配であったが、ちょうどキャンセルがあったという北桧山のホテルを運良く押さえる事ができた。HIROSHI氏とは、まあ昼頃にでも島牧で合流なんていう話をしていたが、早朝彼のBLOGを見ると初日の出の写真が、映し出されていた。私も早々に荷物を車に放り込み、高速を一路西に向けて走る。さて・・・実は迷っていることがあった。本日一発目の出撃場所である。当初は、島牧18番へ直撃と考えていたのだけど、私のBLOGリンクにあるJIJI氏の30日のレポが気に掛かっていた。彼は、その日に出撃していて、島牧と瀬棚の間にあるとある漁港で、アメマスの群れに遭遇していた。場所もJIJI氏の親切なコメントで同定できていた。漁港のアメマスの群れというのは、みなさんもご存知のようにタイミングが非常にタイトだ。一昨年、太平洋側のやはり某漁港で大量のアメマスにめぐり合えたが、その一週間後にはすでに姿が無いということがあった。でも今回はまだ、2日しか経っていない。確率的には・・・・なんて、勝手な胸算用の結果、豊浦インター手前で一気にアクセルを踏み込んだ。現地に到着したのは、11時の少し手前。漁港には1人の餌氏が竿を振っていた。さっそく、タックルの準備をして、ルアーをキャストするも反応が無い。漁港をぐるっと一回りしながらミノーを引っ張っても結果は変わらない。餌氏がタックルを仕舞い始めたので、情報をお聞きする。やはり、30日は大挙して群れがこの漁港に入り、楽しい思いができたとか・・今日はカスリもしないとの話であった。多少の落胆はあったが、これは予想していたこと。気を取り直して、三本杉ポイントに向かう。風が強く波も高い。それでもジグをポイント一帯に打ち込む。ここでも反応は無かった。HIROSHI氏は、島牧18番にて巨大ミノーイングを楽しんでおられるようだ。朝方に大物が釣れたとの情報も入ったようだ。私も島牧へとも考えたが、風車裏のポイントが気になっていた。そこが駄目であったら島牧へ移動するということをHIROSHI氏に告げ、電話を切った。

上記の写真、決してモノクロにグラデしたわけではない。冬の日本海の風景は、こんな天気だと必然的にモノトーンの雰囲気となる。瀬棚の町は強烈な風が吹いていた。波も3mは超えているだろう。これでは、いつものサーフは辛い状況になるだろう。それで、風は防ぎようが無いが幾分波は、突堤に囲まれているのでしのぐことがてぎるエリアで竿を振ることにした。この風では、ミノーは使えない。ワンドになっている浜をジグを打ち込みながら移動していく。ちょうど、ワンドの真ん中あたりで、リトリーブ中にバイトがある。しかし、掛かりが悪かったのか2秒でバレ。その後数等目で待望の1本をゲット。35cmくらいか・・・まあ、型はともかく今年初めての海アメである。丁寧に写真を撮って海に返した。それからも頻繁にバイトがあるがなかなか乗らない。型が小さい所為もあるだろう。鱒の反応は、間違いなくあるということでHIROSHI氏に連絡。しかし、すでに3時に近い。彼は移動時間がもったいないということで終日18番で竿を振ることを決めたようだ。途中横殴りの雨にも見舞われて、辛い釣りとなったが結局この日は5本ゲット。7バラシという結果になった。

北桧山で合流したHIROSHI氏と新年会兼作戦会議。翌日は、型はともかく初物をゲットしようということで、昨日のフィールドへ移動する。昨日ほどではないがやはり風が強い。これでは、今日もミノーでは勝負にならない。このワンドは、風下の方に鱒が溜まるようで昨日と風向きが違っていたせいか、鱒の反応のある場所が若干変わっていた。ジグを打ち込みながら移動していたHIROSHI氏にさっそく1本。それからは、私にもHIROSHI氏にも飽きない程度にアタリがある。しかし、やはり型は小さい。親戚との宴会があるというHIROSHI氏と別れてからも私は車止めから1本突堤を超えたところで竿を振り続けていた。昼の時点ですでに20本は越えていた。当初の予定では、午後からは島牧の18番に移動し、大物一発狙いと考えていたのだけど、これだけ目の前の海で反応があると、なかなか移動の踏ん切りがつかない。バラシも含めて6連続ヒットや時折40UPも混じる。結局、鱒からのコンタクトは夕刻まで途切れることは無かった。今日見かけた釣り人は地元の人を中心に７〜8人くらいだ。釣り場が混雑していないというのも魅力だ。すべてルアーマンであった。突堤に陣取ってルアーをキャストしていた人も結構な数のアメマスを釣り上げているようである。比較的、沖でバイトしてくることが多かったので、新しい群れが断続的に入ってきていたのかもしれない。ここは、初めて来た頃は私も60には届かなかったけど50UPは頻繁に上げていた場所だ。ここ数年、釣れても小型が多かった。地元の釣り人にお聞きすると、年末に60UPを1日で7本釣り上げたとか・・(笑)失礼だが、まともに信じているわけでは無い。それでも1本くらいは本当に上がったのだろうなと思う。まあ、今回の釣り海アメとしては道東河口域に匹敵する位の数釣りができた。まずは、満足だ。海アメシーズンは始まったばかり・・・サイズUPは次回以降の釣行の楽しみとしておこう。