ゴールデンウィーク前半・・４月のみどりの日がらみの連休の時に、数年前から仲間とともに十勝川の河口域に足を運んでいた。今年もその予定で、気の早い面々の中では、１月の新年会の時期からこの日のことは話題に上っていたのだ。現地でとりあえず合流したのは、札幌のイワナ氏、HIROSHI氏、ムラ氏、ムラ氏のご友人の相沢氏、道東方面から西へ移動されてきた通りすがりのHIGE氏（笑）、そして、会うのは昨年の今時期やはり十勝川での釣行以来のイタル氏であった。現地では、全員が全ての時間、肩を並べて釣りをしていたというわけではない。それぞれの思惑でそれぞれの意思で動いているといった感じだ。今回の十勝川の遠征に限らず、他の釣行でも宿や食事は一同に会することが多いが、実際の釣行では、各自自分の意思で勝手に行動していると言っても良いだろう。気心が知れた仲間であるがゆえ、取れる行動なのかもしれない。単独での釣行の際は、私も含めて「糸の切れた凧」状態で彷徨っている連中だ。こんな釣りスタイルがあっているのかも知れないね・・・みんな大人だ。いつも現地集合、現地解散というスタイル・・・・。居住地がバラバラということもその理由のひとつだけどね（笑）

いつもの年よりも、強烈に濁っているという印象の十勝川であった。やはり、先々週の金曜日の強烈な雨の影響と雪白の影響であろう。蛍光色のルアーであっても本当に手元ぎりぎりまで視認できないくらいだ。川の中央付近で時折ライズ、地元の人の話では、十勝川の場合あまり濁りは関係ないそうだ。それよりも、アメマスが岸寄りしていないとか・・・おまけに愛嬌のある珍客がそこら辺をたむろしている。結局２日間、十勝川で竿が曲がっている人を見ることはできなかった。

単独で仲間と別れて、釧路方面へ車を走らせる。Ｏ川もＣ川も濁りが強烈でとても釣りになる状況ではなかった。規模の小さい比較的濁りの少ない小河川でアメマスと戯れていた。型や数も調子が良いときの十勝川とは比べ物にならないけどね。翌日は南十勝から日高へ・・釣りというよりは観光的な行脚といった方が良いだろう。釣果はもちろん推して知るべしといったところだ。ただ、満足だったのは日高幌別の流域にある蕎麦屋「春別」でＹＵＮさんお勧めの「つぶこん蕎麦」を食べる機会を得たことか・・・以前から、この蕎麦屋は知っていて、何度か立ち寄ったことがあるのだが、このメニューは初めて。イメージとは随分違ったね。蕎麦の上に昆布とつぶが散りばめられているといった雰囲気を予想していたのだけど・・・シャキッと天ぷら状に揚げた昆布の中に活きの良いつぶがぎっしりと詰まっているという代物で、過去には経験が無く、非常に新鮮で実においしかった。今回の釣行・・このことと、初日夜の焼肉パーティー＆モルトテイスティング大会、そして何より仲間と楽しい釣り談義ができたことが最高の収穫であったね。