網走湖へのワカサギ釣りへ出撃するようになったのは５年位前のことであろうか。それまでの私の淡水でのターゲットは、１番にアメマス、次いでヤマメ、さらにイワナ・ニジマスと言ういわゆるアブラビレ症候群で、ワカサギなんかは、巷の釣り雑誌で「氷上の釣り」なんていうタイトルを目にして、「ふぅーん・・こんな釣りもあるんかいな・・」的レベルで、傍観していた程度のものであったような気がする。そんな私が、年に１回ではあるけれど、室蘭から片道５００ｋｍ近くもある網走湖まで、毎年馳せ参じることになろうとはその当時は夢にも思っていなかった。事の発端は、やはりHIROSHI氏と西別川氏との釣り談義からであった様に思う。厳寒期の氷上の釣り・・・気温はマイナス２０度の世界・・話を聞いているだけで全身に寒気が走ったが、両氏とも楽しげに熱くワカサギ釣りを語る。「特に、網走湖のワカサギは・・」の「特に」の部分が強調されていた。札幌界隈でもワカサギの釣り場はメディアでも紹介されているのを目にした。でも、実際の釣果を聞くと網走湖とは雲泥の差があったのは事実なのだ。それも桁違いだ。１度網走湖まで連れて行っていただいてからは、過去には経験の無い妙技に非常に魅力を感じた。ワカサギ釣りになんで網走湖まで出かけるんじゃい！なんて、思っている輩は多いと思うけど、一度はやってみるといいと思うよ。実に新鮮な気分を味わうことができることを請合うよ（笑）特に解禁明けの網走湖は最高だね。

今年も札幌のHIROSHI氏にお世話になり、網走湖釣行に出撃してきた。札幌からはHIROSHI氏に運転していただいた。札幌からでも往復７００ｋｍの行程である。風邪気味であったのにもかかわらず、運転を全て任せてしまって大変申し訳ない気持ちだ。今季の網走湖、気温もマイナス二桁には達せず、比較的暖かいと言う環境での釣りができた。相変わらず回りのロケーションは最高であったね。解禁明けということで、随分たくさんの太公望が網走湖を訪れていたようだ。

解禁明けということで、期待はしていたが本当に予想と違わない釣果を得ることができた。名人HIROSHI氏で１５００匹・・・私でも１０００匹近くは釣り上げることができたと思う。思っていたよりも気温が高かったのでテントの外に這い出ての釣り・・・多少手はかじかんだけど実に気持ちの良い釣りができた。竿は常にワカサギのアタリを伝えている。「休憩！」と強く決意しなければ、煙草を吸う閑も食事を撮る閑さえも無いのだ。３日の予定で出撃したが実際に釣りをしたのは中日だけ。初日と３日目は現地までの移動日だ。ホテルでの祝勝会・・・楽しい釣り談義は夜遅くまで続いた。

エゲツナイ写真と思う無かれ・・・日常の釣行では魚を持ち帰るとがほとんどありえない私＆仲間である。たまには、食の楽しみを付加した釣りがあっても良い。ＢＬＯＧの方にもＵＰしたが（バックナンバー　２００５．１２月）ワカサギは本当においしいと思う。同属チカとは味が全然違うのだ。出撃前からすでに数件釣果の予約が入っている。今回は、すべてに分配できて良かったよ（笑）昨年の２月のような釣果では、我が家の分だけでも寂しいと言った感じであったからね（笑）