連休前半の十勝川への道東遠征の折、ご一緒いただいたＨＩＲＯＳＨＩ氏と連休後半は熊石でサクラをと目論んでいた。ゴールデンウィークということもありかなりの人出を予想していたが、思ったほどでは無かったという感じた。もちろん、けっして空いていたという訳ではない。滞在期間中、天候にも恵まれ実にすがすがしい釣りができた。現地で合流した札幌のイワナ氏も含めて３人とも型が見られて良かったよ。（詳しい釣行の様子は、SHNYA BLOG バックナンバー５月を参照）

船外機付きの漁船が出入りしていたくらいだから、波はそうでもなかったのだろうけど、岩場に押し寄せるうねりは強烈であった。ルアー釣りの場合、後ろに下がりすぎると岸際の根にルアーのフックが引っ掛かるので、ぎりぎりのところに立っての釣りになる。ちょっと油断をすると全身に波の飛沫を浴びてしまう。

比較的うねりの影響を受けにくい、基部の釣り座であっても、岩盤の壁にぶつかった波は人の背丈以上に跳ね上がる。手前HIROSHI氏、向こう札幌のイワナ氏。

イワナ氏、６１ｃｍのアメマスをルアーロッドで釣り上げる。体腔のある見事なコンディションのTHE海アメである。本人曰く「いや〜フライロッドて゛釣りたかった・・・・」であったそうだ（笑）

続いて、今度は待望のサクラマスをゲット。まわりが、ほとんど釣れていない中でのヒットはお見事である。下あごにフックががっちり掛かっていて、フォーセップを使ってもなかなか外れない・・・

ホッケを除いて、私の初ヒットはアメマスであった。この場所ではアメマスは群れで回遊してくる場合が多いので、１本釣れたらしばらくヒットが続くのだか・・・今日は１本のみ・・はぐれアメマスか・・

HIROSHI氏会心の一発。夕刻にタイドミノーースリム１４ｃｍＢＢに出た。６４ｃｍ・・推定４ｋｇ、「イタマス」を連想させるグットコンディションのサクラマスだ！

ルアーの超ファーストリトリーブがサクラマス釣りのセオリーである。そんなサクラフリークのルアーマンに混ざって釣りをしていると、つられて自分のリトリーブスピードもぐんぐん速くなる。そんなに早く巻かなくても・・・というのが私とHIROSHIさんの共通の思いであった。

４月から何回かこの釣り場に訪れていて、１番ヒット率が高い場所は写真の沖側の釣り座だ。ただ、岩場が２重になっていて手前がえぐられたような溝になっている。サクラを掛けてもなかなか手前の溝で、波にもみくちゃにされて取り込みがすごく大変そうだった。

いつ、回遊してくるかわからないサクラマスをじっと待つのは辛いことだ。でも、その苦しみを乗り越えてがんばり続けると幸運の女神はやさしく微笑んでくれるようだ（笑）

本釣行２本目ゲットのHIROSI氏。ショアからのサクラマス狙いは初めてのはずなのだが・・・さすがです。お見事でした。ウエダのサクラマス専用ロッドＳＳＴに完全に入魂できたと喜んでいたよ。