ここ１ヶ月ソルトの釣りで体に染み込んだ潮気を、清涼な山岳渓流で洗い流してきた。今回の釣行は、神奈川からＹ氏ご夫妻のゲストを向かえ、札幌のイワナ氏ともども、道南の渓を巡ってきた。Ｙ氏ご夫妻には北海道の在来種を釣りたいと希望があったので、先週からイワナ氏と川の選定をどうしようか相談をしていた。この時期では、ヤマメはサビが入っていて釣趣が欠けるだろうという事でイワナの領域に出撃することにする。両河川とも紅葉にはまだ、若干早かったが深山幽谷の佇まいで、秋の澄み切った空気の中とても気持ちの良い釣りが出来た。釣果のほうも尺ものは数本というレベルであったが、数はまずまずでゲストの方たちにも喜んでもらえることができてよかった。

先日の台風の影響は、こんな山奥にまでも被害をもたらしたようで、塩害や風による樹木のなぎ倒しなど無残な姿があちこちに見られた。

さて、いよいよ釣り開始である。ゲスト二人の後ろに立ちポイント攻略の指示を出すイワナ氏。

入渓後まもなく、最初の１本目が出る。尺にはちょっと足りなかったが、綺麗な居つきのイワナだ。

紳士的な態度で、ロッドを振り確実に獲物をゲットするY氏。

魚が釣れるたびに、満面の笑顔のY氏の奥様。その笑顔が清涼な渓にとてもマッチしていましたね。

相変わらず、パワフル且つ繊細な釣りで、次々と型ものをゲットしていたイワナ氏。

ラウンド２．ここは、遡上アメの期待もあったのですが、ちょっと時期が早かったようです。イワナ・ヤマメ私で２０本くらいかな？

やっと、尺に届きました。ラウンド１ではニッコウイワナが多かったのですが、ここではアメマス系エゾイワナが中心でした。

典型的な秋銀毛（来年スモルトとなって海を下るもの）だね。無事に冬を越して欲しいね。

薄暗くなってきたので、脱渓。この川まだまだ奥が深いので来年雪白が終わった時期に調査が必要だ。ただ、単独ではちょっとなぁ・・

例によって、私のみルアーで参戦。フライのエキスパート諸氏にはどんどん先行してもらって最後尾からボトムを探っていく・・両方とも好釣果。ルアーフライ混成メンバーでの釣りの場合、この方法がベストであろう。