羅臼温泉高島屋

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ここは、昨年の９月にゲストを迎えて初めて泊まった旅館である。その時も相泊からの船渡しでカラフトマスを狙っての釣行が目的であった。今回は３連泊。毎朝２時に起床、２時半には宿を出ることになるので、朝食はもちろん全てキャンセルだ。真夏の暑いときの温泉宿というのは、どうなんだろう？エアコン完備のリゾートホテルやシティーホテルならば、季節に関係なく気持ちが良く過ごせるのかもしれない。そんな高級宿には、釣りが目的ではとまるはずも無い。今回のように連日熱帯夜ではありがたみも薄れてしまうというものだ。源泉掛け流しの硫化水素泉。実に温泉らしくて、気温の低い時期ならば最高なんだけどね。実際、昨年９月に泊まった時の好印象が、リピーターとしてのきっかけとなったのは間違いの無い事実である。宿泊、２日目・３日目は湯船に入る気がしなかった。シャワーだけで済ませてしまったよ。

食事は、この料金としては良かったと思うね。カニが３日間日替わりで出たのには感激してしまった。初日は毛がに、２日目はタラバガニ、そして３日目は花咲ガニだ。残念に思ったのは、部屋に網戸が無いこと。おそらく、例年では真夏でも夜には気温が下がり窓を開ける必要が無いのであろう。でも、今回の滞在期間は暑かったね。初日は我慢して閉めて寝ていたのだけど、寝苦しくて開けてしまった。寝ている最中に蚊に刺されるのほど腹立たしいことは無いので、車から「森林香」を持ってこようと思った。でも、さすがに思いとどまった。あの煙の量は尋常じゃあないし、いくら窓を開けているといってもね。宿に頼んで蚊取り線香を用意してもらった。ひょっとしたら、９月に再訪するかもしれない。その時には気分良く温泉に入れるだろう。